代表者挨拶
NPO法人 たてやま・海辺の鑑定団 理事長 竹内聖一
南房総・館山エリアは、東京から100kmあまりにもかかわらず、身近で貴重な自然を、地域の営みとともに感じることが出来きます。それは、地域資源であり将来に守り伝えなければなりません。
一方、地域には多くの課題があります。高齢化はもとより、若者の流出、従来産業の衰退など、多くの課題を抱えています。
勿論、それらは、日本全体の課題と捉えることも出来ます。
私達は、人口減少社会を迎え、今までの経済優先の社会の有り方とは、少し異なる方向の「生き方・考え方」を模索しなければいけないタイミングを迎えているのかもしれません。
その中で、この貴重な地域資源を様々な方法で守り活かす。それが、これからの地域社会にとっては重要なことであると考えます。
その一つの方法として「海辺の自然体験」を通じて、多くの子ども達も含む参加者の皆様に、自然の楽しさ、大切さを感じていただくき、地域資源の価値を、地域の様々な人材とともに提供し、持続可能な形で守り伝える仕組作りであるエコツーリズム実現を目指しています。
また、エコツーリズムは、「環境・教育・観光」をキーワードとする「まちづくり」(地域振興)にも繋がります。
たとえ、小さい仕組であっても、その仕組を通じた、豊かさや、生き方が、今後の日本の将来像の一つのヒントになると考えています。
2017年5月19日