沖ノ島(沖ノ島公園)は、千葉県の南に位置する南房総館山湾の南側に位置する高さ12.8m、面積約4.6ha周囲約1kmの陸続きの小島(陸繋島)です。
南房総国定公園内のこの島は約8000年前の縄文海中遺跡や世界的に注目されている北限域のサンゴを育む貴重な自然が残る無人島。
豊かな生態の育む海の生き物や、海から繋がる森、打ちあがるたくさんの貝殻・・・・・・
館山沖ノ島は、自然や歴史から感じたり、学んだり、楽しむことが出来る素晴らしいフィールド・・・
その沖ノ島では、去る10/22~10/23の台風21号の高潮により、大きな被害を受けました。
現在も危険な状況と言うことで、一般の立ち入りが出来ない状況が続いています。
NPO法人たてやま・海辺の鑑定団は、沖ノ島を中心に様々な活動を行っていますが、現在、残念ながら沖ノ島での活動は、特別な作業や、現状調査を除き出来ない状況です。
11/30より、ガバメントクラウドファンディング「沖ノ島復興プロジェクト」開始しております。よろしければご協力をお願い致します。
こちらの寄付は、
○壊れた遊歩道のがれき等の撤去に関する費用
○進入路整備(未舗装部分)
その他、沖ノ島の復旧整備に係る費用にも活用
とのことです。
過日の沖ノ島の現状調査のときの一こまをご紹介いたします。
![波の痕](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270089-500x375.jpg)
波の痕
海岸植物のあった岩肌は高波で無くなってしまいました。
![漂着した竹など](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270086-500x375.jpg)
漂着した竹など
まだ、多くの竹や流れ着いた木が山積しています。
そんな中ですが、自然の回復力と言いますか、したたかな自然の力も垣間見えました!
![ヨロイイソギンチャクいました!](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270073-500x375.jpg)
ヨロイイソギンチャクいました!
台風直後は、全く砂に埋もれていた、ヨロイイソギンチャクが生きていました。
![アラレタマキビガイ](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270090-500x375.jpg)
アラレタマキビガイ
海が嫌いなアラレタマキビガイも頑張ってます!
![ヒゲスゲ](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270093-500x375.jpg)
ヒゲスゲ
岩の隙間から、ヒゲスゲも吹き返してきました。
![オオキンカメムシ](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270040-500x375.jpg)
オオキンカメムシ
この季節は、出会える確立がぐっと上がります。オオキンカメムシ君ちょっとお散歩中でした!
![ハマヒルガオ](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270180-500x375.jpg)
ハマヒルガオ
ハマヒルガオも岩の隙間から、ガンバレー!
![生き残ったハマオモト・イソギク](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270159-500x375.jpg)
生き残ったハマオモト・イソギク
こちらも命をつないでいます。
![宇賀明神の下のスイセン](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/PB270169-375x500.jpg)
宇賀明神の下のスイセン
難を逃れたスイセンは、きれいに咲いていました!
頑張ろう!沖ノ島。
皆様宜しくお願い致します。
記 うみがめ
![](https://umikan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/04/0136.jpg)