こんにちは。たてやま・海辺の鑑定団のたこやきです。
今日は世間のみなさまがなんとなく聞いてきた、そして信じてきたこのこと。
スノーケリングを楽しむ者の立場として、こちらをはっきりと否定するお話しをしたいのです。
そのこととは・・・
「お盆を過ぎたら、海に入ってはいけません」
もしくは、
「お盆には海に入ってはいけません」
バージョンもありますね。
僕もなんとなく、子どもの頃にこれを聞かされて、お盆が終わったらなんだか夏休みが終わっちゃったような気持になったものです。
もうそこから海には入れない・・・。
海に入って魚を見たりカニなどを捕まえたりするのは、小さい頃から大好きでした。
それがもう8月の半ばには海に近づけなくなってしまうのです。
悲しい・・・。
ということで、
「お盆を過ぎたら本当に海に入ってはいけないのか?」
これについて検証してみたいと思います。
が、その前に、なぜ僕がお盆を過ぎて海に入っていただきたいのかをご説明します。
そもそもなぜシュノーケリングが好きなたこやきは、お盆を過ぎて海に入るべきと言っているのか?
シュノーケリング、またはスキンダイビング、もちろんスクーバダイビングも同様ですが、海の中に入って楽しいのは、そこに棲むさまざまな生き物に出会うことですよね。
そして実は、7月や8月の初旬よりも、お盆を過ぎた時期のほうが、海の中がにぎやかであるという事実があります。
そうなんです、8月の中旬から下旬の方が、海の水が暖かく、黒潮に乗って多くの熱帯魚たち、例えば、ソラスズメダイ、ツノダシ、チョウチョウウオなどが流れ着き、群れが大きくなり、そして個体も育ち大きくなってきます。
これらの温かい海に棲む生物たちは、冬の水温の低下によって沖ノ島では死んでしまうものが多いことから、死滅回遊魚と呼ばれることもあります。いずれにしても、もっともこれらの魚たちが千葉県館山市や南房総市周辺で賑わいを見せるのが、8月中旬から9月にかけてなのです。
ですのでぜひ!館山に来られるタイミングをずらせられるのであれば!
そして、シュノーケリングをするのであれば!
お盆が過ぎた時期を狙ってください。
たてやま・海辺の鑑定団では、その時期も毎日シュノーケリング体験プログラムを開催しています。
ぜひ、ご検討くださいませ。
お盆・またはお盆を過ぎて海に入ってはいけない理由
ネットで検索すると、さまざまな理由が出てきます。
主なものがいくつかあります。
お盆には霊が足を引っ張って溺れさせる
怖いですよね・・・。お盆自体が宗教的な意味合いでご先祖様が家に帰ってくるのを迎える行事ですから、それと相まってなんとなく、そんなことは無いだろうと思いつつも、なんとなく海から気持ちが遠ざかります。
土用波、台風
土用の季節には台風などのうねりが発生して危ない説。そもそも土用の時期というのは立秋から18日ということで、7月20日前後から8月一週目頃。土用波ってお盆とは関係がないみたい・・・?
もちろん、台風が発生すると、遠くてもそのうねりが海岸に到達し普段より明らかに波が高くなります。そんなときは、お盆とは関係なく、危ないので海に入ってはいけません。
クラゲが発生する
はい、来ました。大本命。これが理由で海に入らなくなる人はたくさんいらっしゃいます。
わかります。刺されたらめちゃくちゃ痛いですからね。
沖ノ島に特に大挙してやってくるのは、アンドンクラゲですね。つぎに数はぐっと少ないですが、カツオノエボシ。
アンドンクラゲ カツオノエボシ
これらについては対策があります。
お盆を過ぎて海に入らない理由NO1。クラゲ対策について
スノーケリングするときには、長袖長ズボンをはきましょう!もちろんウェットスーツでも構いません。とにかく素肌を出さないようにすることです。
クラゲは刺胞動物と言いまして、触手に刺胞と呼ばれる毒針を持っているんですね。
この触手に触れると毒針が自動的に発射されて刺さり、かわいそうな魚が気絶したり死んだりして食べられちゃうんですが、人間も触れてしまうと同じようにこの毒針で刺されるわけなんです。
そこで、素肌にこの毒針が刺さると痛むので、刺されても大丈夫なように、素肌の露出をできるだけ避けるようにする、というわけです。そうすれば、服の上からたとえクラゲが刺したとしても、何も感じることはないでしょう。
シュノーケリング体験プログラムはお盆過ぎても開催しています!
ぜひご参加いただき、最高の海体験をしていただければと思います。
特におすすめは、
8月16日から8月31日でございます。
あなたやご家族、ご友人と一緒にご参加をお待ちしております!