2019年台風15号の被害にあわれた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
報道にもありますように、千葉県そして南房総・館山周辺では、強風による倒木、家屋の損害、施設の損害そして、「大規模停電」により、ライフラインが絶たれ大きな影響を受けました。
その停電は、場所によっては、9/17現在未だに続いております。
復旧に向けて、多くの関係者、ボランティアの方々が厭わず作業や手助けを行っているところです。
本当に有難うございます。
沖ノ島の影響
そして残念ながら、沖ノ島も大きな影響をうけました。
今後長い時間が必要となると思います。
沖ノ島の様子をお伝えします。
★沖ノ島は、現在は危険なので「立ち入りは禁止」とされていますので入れません。特別な許可を得て撮影いたしました。
全景
森に大きな影響があることは、外見からわかります。
中央入り口付近から
大きなヤブニッケイが倒れて道を塞いでいます。
入り口から上がったところは、折り重なるように木が倒れています。
空が見えています。
空が見えています。
沖ノ島の中央付近
ここは、少しひらけた島の中央です。やはり木が倒れています。トイレと東屋は大丈夫そうです。
木はこのような状態で倒れているケース。木が折れているケースとありました。この木の根は、沖ノ島の森が岩盤の上に作られていることがわかります。
沖ノ島北側付近
そして、比較的影響の少ないエリアもありました。
西~北側に面したところは、比較的影響が少ない感覚でした。
倒木も少なく、ハマカンゾウや、イソギクなども塩害も少ないように見えました。
南東側付近
南~東側の面が強い影響を受けている。
宇賀明神は…
そして、南側の島の守り神、宇賀明神に行くと。
空が明るい。。
このようなことになっていました。樹齢300余年御神木のタブノキの巨木が倒れてしまいました。二の鳥居も倒れました。周りの木々も倒れました。
涙が出ました。
しかし奇跡的に祠は残りました。きっとこれからも島を見守り続けるのだと確信しました。
沖ノ島の全部の様子ではありません。一部です。
海の中の様子は、まだ確認していません。追って確認いたしますのでよろしくお願いいたします。
(対岸の大房岬も甚大な影響があったと聞いています)
これから
沖ノ島の森の再生には、時間がかかると思います。10年~20年。。。。いや50年。
宇賀明神の歴史は1096年、国司であった源親元(みなもとのちかもと)公により建立されています。長い歴史をずっと見守り続けています。
今回の沖ノ島の状況も長い歴史の一こまなのだと思います。
私たちは、この歴史の一こまの中で、森が再生できる手助けが出来ればと考えています。
今すぐ何が出来るのかは、ここでは書けません。
きっと皆様にお願いすることも多々あります。
少しお待ちください。
記 うみがめ