うみがめです。
今年も全国アマモサミットに参加させいていただきました。
アマモサミット2018in阪南 ここにある魚庭(なにわ)の海 きづこら・うごこら・つなごら~5つのヒント・50,000の約束~
11/3.4と参加しました。
まずは、会場の様子
たくさん大漁旗!
開会の挨拶
館山の取組みのアドバイザーをお願いしている、木村尚氏の講演。アマモ場再生の取組みを改めて確認。
内容は、生態系と人間の関係、多くの生き物の中の一つとして人間が生きているということ、そういう関係を多くの方が認識し、自然環境や生態系に関して何が出来るのか?それは、地域によっても個人によっても、立場によっても異なる。みんなが同じでなくて良いということ。アマモ場再生がその一つのきっかけであり、方法の一つで、豊かな海が持続可能な形で未来に繋がるということを、事例を交えて講演。
阪南の漁業者語りを引用すると。「漁も少なくなっているし、魚を食べない方が多くなった」 「何故食べないか、高い、アラとか面倒」魚触れる機会が減っている」 「とにかく魚を食べてください。子供に姿のままの魚を見せてあげてください」
地域の小学生に関われたり、啓発をしたりしているそうです。
会場内の様子
会場の中も一工夫。
ウェルカムプレゼント企画
地域の小中学生による、落語 演劇 吹奏楽 などが行われた。直接海やアマモとは関わらない取組みもあったが、それは、地域の魅力を伝えるには、充分な効果があったと思う。発表した子どもたちの記憶には確実に残ると感じた。また、会としては心和める催しでした。
小学生からの発表もあった。
パネルディスカッション“はんなんの森里川海”〔つなごら〕~5つのヒント・50,000の約束~最後のパネルディスカッションでは、全国のアマモ場再生の取組みに関わる方と地域の方とがパネラーとして登壇し、様々な取組み事例を通じて、阪南市としての今後の取組みを討議した。そこでは、サミットとのまとめとしての大会宣言が会場も含め討議されました。
高校生サミット
高校生サミットでは、全国から12校の海の環境再生や研究、実践などの取組みが発表された。学校によって、取組みの形態(授業・部活など)も内容も異なるが、それをお互い知り、中身を感じ、又自分達の取組みを発表する。しかも会場からの質疑もあり、そういう機会は生徒達にも傍聴者にも重要だと感じました。
発表の中身では、当方のアマモ場再生に関して、食害魚と言われているアイゴを使った、神奈川海洋科学高校による「いそ焼けバーガー」は、興味を引いた。
昨年またはそれ以前からの継続の取組みが、先輩から後輩へ引き継がれていることが、素晴らしいと感じました。
まとめ
アマモサミットは、アマモ再生をはじめとする、海辺の環境保全再生に拘る方、ご興味の方が誰もが集い、開催地の取り組みはもとより、全国の活動の事例報告による共有の機会となっています。
さらに、高校生サミットも開催されて、全国の高校生が取り組んでいます。海辺の環境保全再生の取り組みを、高校生自らが発表し、共有しています。
館山での沖ノ島のアマモ場再生を含む多くの取組みを振り返ってみたとき、活動の輪を広げていくことの重要性を感じる。地域の多くの方が少しでも関心を持ち「自分ごととして考える」ようになることが重要なのかと思う。それには、官民連携は当たり前、老若男女なるべく多くの人が関われるようになると良いと思いました。
記 うみがめ