沖ノ島・保全と活用と仕組みの活動(まとめ)その1

うみがめです。
ご報告が滞っておりまして申し訳ございません。諸々活動のご報告をまとめたものとなりますが、ご報告いたします。

沖ノ島の自然環境保全活動(アマモ)

今、沖ノ島では、2016年からアマモ場再生に取り組んでいます。アマモがなくなってしまった原因は、一つは、2013年の台風が襲ったことが引き金であって、その後海藻・海草が減ってしまう「磯焼け」も相まって、海草や海藻を食べる生き物(主に魚と推測)に食べられてしまったことで、減少してしまいました。NPO法人海辺つくり研究会の指導の下、3度の移植の試みを行いましたが、なかなか定着していないのが現実です。
今年は、5月の末と6月初旬に移植しています。

沖ノ島海の森の再生活動 アマモの移植会を行いました。2021年5月30日
うみがめです。「アマモ」とは、多くの生き物たちの棲家、えさ場、産卵場となることから「海のゆりかご」と呼ばれています。最近では、温室効果ガスを吸収するブルーカーボン(海洋生物によって大気中の二酸化炭素が取り込まれ、海域で貯留された炭素のこと...


私たちは夏季の、海のスノーケリング活動に備えて、毎年5月.6月.7月と練習を行っています。その際にアマモの状態をチェックしました。

移植したアマモの様子
アマモの花枝採集の様子(鋸南町にて)

現状「磯焼け」は、解消はしていないので、厳しい状況でが、少しずつ工夫をしながら続けていきたいと思っています。

海練習の時の海の中の様子をアップします。

沖ノ島の自然環境保全活動(森)

沖ノ島の森の再生活動は、2019年の令和元年房総半島台風の時の風倒木からの再生です。台風の力は強いものでした。この地域でも大変な被害が出てしまいました。
沖ノ島もその例外ではなく多くの木が倒れてしまいました。
ただ、沖ノ島の森は、以前から弱っていることは、かつて樹木医の方から指摘を受けていましたが、その原因は、人工物にあったようです。
昔作られた園路が、土中環境を悪化させていたことが、森の環境再生の専門家NPO法人地球守の調査により明らかになりました。
そして、昨年より森の土中環境を視点とした改善活動を行っています。

セブン-イレブン記念財団からの支援により島内に看板を設置しました。地球守の高田さんとうみがめ(竹内)

森の再生活動の様子

ご寄附のご案内


沖ノ島の環境保全活動に関しては、直接ご協力のためのご寄附のお願いも開始しております。

そして、そういうことを未来に向かって動かしていくための仕組みづくりも行っています。

仕組みに係る活動

沖ノ島では、環境保全協力金の取り組みを、2017年から始めています。
環境保全協力金とは、沖ノ島の自然環境や、安全安心なエリア環境、駐車場トイレ整備など、様々な使い道の為のご協力を来訪される皆様から、「沖ノ島環境保全協力金」として、お預かりする取り組みです。


2020年はコロナ禍で、沖ノ島が4月末から9月末まで、閉鎖となってしまったため実施できませんでしたが、2021は、8月1日まで実施いたしました。
(沖ノ島は緊急事態宣言に伴い閉鎖)

地元高校生の応援もいただきました。

沖ノ島環境保全協力金の活動では、地元高校生の力強い協力をいただきました。本当に助かりました。
そのための沖ノ島での僕たちの取り組みの紹介を6月24日に、活動への参加の皆様への研修を7月11日実施いたしました。

活動は感染症対策の上おこないました。

そして今年は、サンゴに出会えるスノーケリング体験を実施することができました。

それは、その2につづく。。。

記 うみがめ

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