巡る季節 秋(沖ノ島環境保全再生活動の様子)

うみがめです。
今年の夏は、8月2日より、沖ノ島での活動が出来ない状態で、沖ノ島での活動を楽しみにされていた皆様には、大変申し訳ないこととなってしまいました。
9月を迎えまして、アマモ場再生と森の再生のことで様子をお伝えします。

アマモの種の様子

6月に、内房エリアの鋸南町の自生エリアにて採集したアマモ花枝(港湾区域のため許可をいただいて採集)。今はどうなっているのかといいますと。
こんな感じです。

花枝がなくなり種が見えています。(ただ白っぽいのが気になりす)

アマモ種は


アマモの花枝は、自然界では、ちぎれて海に流れだし、漂いながら熟成し、どこかで種がこぼれて、条件が良ければ新しい新天地で。。芽吹く。…という目論見があります。もちろん自生エリアにこぼれてそこから芽吹くものもあると思います。
花枝は、枝は腐り種が残っています。この後は、種を選別します。

この袋いっぱい花枝を取ったのですが、種が熟成して枝はほとんどなくなっている。

2021花枝採集の様子

アマモの花枝採集の様子(袋いっぱい入ってます)


本来でしたら、皆様と一緒に実施してた活動なのですが、今は緊急事態宣言となっているので、そういう活動は控えています。申し訳ございません。
熟成した種は、11月ころプランターに播いて2022年度のための苗床を作ります。その時は多くの皆様と取り組めるとよいかなと思っています。

沖ノ島のアマモは…

アマモ場再生に関しては、今年の5月~6月に移植しています。
しかし、その経過もかなり厳しい実態です。そのことについては、また改めてご報告いたします。

こちらは、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターで、夏を越したアマモ(沖ノ島アマモは、厳しい状況です。。泣)

森の再生に向けて小さな命

そしてこちらはタブノキの新芽です。沖ノ島の森の再生には、欠かせない樹種です。昨年に引き続きポットで育てることにしました。
タブノキは、毎年同じように同じ木に実がつくのではなく、年ごとに木が違うんです。
今年の種は、高ノ島辺りの昨年とは別の木でした。
新しい小さ命です。

小さなタブノキの芽吹き

タブノキの芽吹きと双葉は沖ノ島の土に入っていたと思われるカラスザンショウの実生だと思います。(匂いが笑)

これから

今は、なかなかみんなで、集まって、何かをしようと思うことが厳しい状況ですが、また、今後皆様と出来ることやっていけたらと思っています。
その時はどうぞよろしくお願いいたします。
HPにて活動はお知らせいたします!

記 うみがめ

季節のお花 ハマカンゾウ

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