うみがめです。
はやいもので、もう今年もあとわずかになってきました。
たてやま。海辺の鑑定団と、官民で作る「沖ノ島について考える検討会議」では、2017年度からアマモ場再生の実践を開始しています。
11/25には、館山市船形港にて、苗床つくりを実施しました。
11/21にも館山小学校の協力により、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターにも、苗床を設置し、あわせて約2万粒の種を播いた計算になっています。
その後のプランター様子をお伝えします。
まずは、センターのプランターです。
今のところ変化は、見られません。
こちらは、船形港のプランターです。
実は、こちらも変化はありませんでした。
掃除とゴミ取と海水の入れ替えをしながら今後も見守りたいと思います。
そして、種が残ったのですが、その種は、僕達で、沖ノ島と館山湾内の別のところ(今年の花枝を採集した場所)に直接播くことにしました。
しかも、この時期(冬季)は、潮が引くのが夜中なので、夜海辺に出動しました。
種は、予めアマモ用の粘土をお煎餅みたいにして、種を軽く粘土に片面埋め込んでおきます。
それを持って夜の海辺に出発です。まずは館山湾。
3000個くらい播いた計算です。
翌日の夜は、特別に許可をもらって沖ノ島の浅瀬に出動しました。
(現在沖ノ島は、台風21号の影響により一般の立ち入りは、出来ません)
沖ノ島の浅瀬にも約3000個強を直播。
ちょっと生き物の様子も見てみました!
浅瀬の砂地のイソギンチャク(ハナギンチャク系かな)
ミミイカ君
生きているメダカラガイ
マナマコとキクメイシモドキ
台風の影響で海の中の地形も変化しているようでしたが、生き物は、頑張って生きていました。
そして、いつも水中の観測をお願いしている、マリンスノーの岡本さんと、鑑定団のタコヤキさんの手で、最後の約3000個のアマモの種を、少し深い中間に播きました!
これは、日中ですよ(笑)
直播の種も見守って行きます。
駄文ではありましたが、アマモの最近の取組みの様子をお伝えしました。
一日も早い、沖ノ島の復興を。
記 うみがめ