うみがめです。
沖ノ島の森は、2019年の台風15号(令和元年房総半島台風)により大きなダメージを受けました。森の約30%近くは、木が風倒木や枝おれ幹折れを起こしました。
その時から、50年後を見据えた森の再生を始めました。その活動にはNPO法人地球守の皆様のお力添えをいただいています。5/17.18と二日間の活動でした。
森の再生について
コンクリートから石へ
台風による強力な風の力は否めませんが、倒木の原因には島の乾燥があると、地球守代表理事の高田宏臣さんはいいます。その乾燥の原因は、40年以上前に作られたコンクリート園路。そんなにたくさんあるわけでないのですが、時間をかけて森の土の中の空気や水の浸透性が失われていったのです。
そして、要となる場所の園路のコンクリートを剥がして、それを砕いて再利用します。
コンクリートは砕くと「石」になります。「石」は、昔ながらの石垣や、石畳、石積みとなり、環境にやさしい素材となるのです。
5/17は雨の中の活動
自然相手ですと、雨もあれば風も吹きます。小雨でしたので決行。雨の中、石を割って石畳の道を作っていきました。
かなり根気がいる地道な造作でした。
仕上がり写真をまた追加アップいたします。(撮影忘れた…)
記念撮影パチリ
広場を森へ
5/18は晴天でした。
この日は、晴れて熱くなりました。5月の晴れはもう夏の日差しでした!
沖ノ島には、中央に広場があります。ここも園路と同じころに造成されたのだと思います。そのころは、きっと森だったと思います。
当時は、何もなかった(深い森だけだった)沖ノ島を市民公園として、今の沖ノ島の礎となる活動ではあったと思います。
この日はここを、少しずつ元の森に戻すための準備をおこないました。
あまり写真は撮れませんでしたが、ここに自生種のタブノキを植樹したいと思います。そのための「マウンド」をつくりました。(こちらも写真後で追加します)
暑い中の活動でしたが
宇賀明神のタブノキもかなり大きくなりました。
ご神木の命を、繋いでいます。
記念撮影パチリ
森の活動もまだまだ続きます。
そして6/5に、「館山セブンの海の森」の活動として、タブノキの植樹を行います。皆様のご参加をお待ちしております。
植樹に使うタブノキは、沖ノ島では一番高木となる、自生種です。今回の苗木は、高ノ島のタブノキの種から発芽した実生です。
高ノ島とは沖ノ島の近くにある島なのですが現在は、大正時代、関東地震による隆起と埋め立てにより陸地に取り込まれている沖ノ島と兄弟のような島です。
ご支援を、よろしくお願いいたします
NPO法人たてやま・海辺の鑑定団ではこの自然環境の保全と啓発活動を続けるための寄付を募っています。この素晴らしい自然を未来のこどもたちへひきつぐためにご協力・ご支援いただけると嬉しいです。