沖ノ島の森の再生活動実施しました。2020年6月28日

うみがめです。

2019年9月5日に発生し、9月9日に房総半島に上陸した台風15号(令和元年房総半島台風)は千葉県を中心に各地に甚大な被害を及ぼしました。

館山市にある沖ノ島も一夜にしてその姿を大きく変えてしまいました。
それから私たちの「50年後の森」を見据えた活動が始まりました。

本当は、多くの皆様と、森の再生に取り組む予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により沖ノ島は今も閉鎖中です。

そんな中ですが、館山市から特別な許可を頂き、沖ノ島2020年6月28日(日)沖ノ島の再生活動に取り組みました。

台風直後の様子

 

沖ノ島の森の再生へ

活動は、森の環境再生に精通しているNPO法人地球守(高田宏臣代表理事)の指導により、行いました。そして、当日は、館山市消防団(吉野隆志団長)の力強いご協力を頂きました。

地球守からは5名 消防団からは35名! 当方の関係は15名で行いました。

その日は、生憎の雨模様でした。限られた日程の中ではありましたが、雨でも出来る作業を行いました。

雨の中沖ノ島に集まりました。

 

 

沖ノ島では今何が起こっているのか

まずは、沖ノ島の四阿(あずまや)にて高田氏より沖ノ島の現状や、これからのことをお話いただきました。

高田氏のお話 雨の中の説明でカメラに水滴(濡れてもよいカメラなんですが)

 

今回の再生の要は、沖ノ島の「土中環境」にあります。

ここが改善されることが大きな目標です。

「土中環境」については詳しくは。。(地球守の高田氏の書籍のページへ

 

森の再生は、水と空気が地中を流れる、「通気浸透水脈」を回復させること、そのことで自然の森は回復していきます。

 

 

★台風後の沖ノ島の現状調査

沖ノ島の再生活動の実践に向けて 1/10に森の現状調査
うみがめです。 昨年の秋の台風では、沖ノ島はもとより地域も大きな影響を受けました。 沖ノ島は、特に台風15号の影響が大きく、島の南東側の森の木の多くが倒れてしまいました。これらをもと通りに戻すことは、難しいと思います。ただ、これから時間をか

雨の中ですが作業!

高田氏の指示のもと、館山市消防団の皆様とともに、倒木の的確な処理、切りそろえ、並べて配置を雨の中行いました。

吉野団長は、「こういう雨の日の作業は、逆に訓練になります」と仰っていただき、チェンソー作業をメインに行っていただきました。

倒木の切りそろえ作業 吉野団長

 

切りそろえ作業

 

大きく根がえりした倒木。ここも未来のための大切なポイント

 

高田氏の指導

 

竹炭は大活躍

そして、土中環境の改善に欠かせないものが多孔質の「竹炭」です。「お清めの炭」としてたくさんの竹炭を使用しました。
竹炭を使うことで、菌糸やバクテリアなどの有用微生物が棲みついて繁殖し、土中の有機物の分解を促して土の団粒化を進め、保水性や浸透性が向上します。

●参考竹炭づくり

沖ノ島森の環境再生に向けて小さな一歩(ポーラス竹炭づくり実験)
うみがめです。 沖ノ島は、2019年の台風で影響を受けて多くの倒木が発生しました。 台風の力はもちろん強かった。 しかし、倒木の原因は、台風の風だけではなくNPO地球守による現状調査によると土中環境の悪化ということが指摘されています。 再生

 

雨は、昼過ぎまで、降り続きましたが、作業は大きく進みました。

切りそろえられた倒木

作業を終えて

高田氏からは「いい感じになってきましたね。希望が見えてきた1日でした」と感想を頂きました。

本当は、多くの皆様と沖ノ島で行いたい作業でしたが、今はできない状況です。

まだまだ、沖ノ島の「50年後の森」の再生の為に、みんなで出来ることはたくさんあります。

これからは皆さまと 森を守ることは海を守ること

その時は、皆さんと、ご一緒に取り組みたいと思います。

沖ノ島の「50年後の森」の為に。

そして、みんなで「楽しみながら」です。

森を守り通気浸透水脈が再生されることは、「海を守る」ことにもつながります。このことはまたゆっくりお話できればと思います。

 

消防団の皆様

終わって地球守の皆様と。

ご神木はさらに大きく芽吹きました

そして嬉しかったこと。ご神木がさらに大きくなっていました。

何と言っても台風後に目を疑ったのは、沖ノ島の守り神「宇賀明神」のご神木樹齢300余年と言われるタブノキの巨木が倒れてしまったことでした。
4/23に行った作業で、ご神木の根回りに施しをしました。

沖ノ島での森の再生に向けての取り組み 2020年4月23日に行いました
うみがめです。 沖ノ島の森は、2019年の台風15号(令和元年房総半島台風)の影響により大きなダメージをうけました。再生には長い時間が必要なことは、島のもっとも古木である宇賀明神のご神木のタブノキ(推定樹齢300年以上)も倒れてしまったこと

こんなに大きく。本当に希望が見えてきました。

 

大きくたくさんの芽吹き ご神木の生まれ変わり。(切り株が芽吹きでびっしりでした)

 

記 うみがめ

 

活動へのご支援に関して

この活動は、山脇学園中学校様より支援金ドッグビューティーサロンCoCoレーヌ様のご支援TATEYAMAイタリア食堂様の店頭からの募金寄付ネットから頂いたご支援、など多数のご支援を頂きながら活動しております。

これからのご協力に関しては、こちら

台風被災・館山市沖ノ島・森の再生のための寄付金の募集を開始しました
2019年台風15号・19号・21号の被害にあわれた皆様に心からお見舞いを申し上げます。 この度台風被災・館山市沖ノ島・森の再生のための寄付金の募集を開始しました。 (寄付ネットへ) ※現在は寄付募集期間は終わっております。 寄付の目的 2

 

 

 

 

 

 

 

 

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